希土類磁石の基礎 / マグネット用語集 / MRI(Magnetic Resonance Imaging)

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MRI(Magnetic Resonance Imaging)
Magnetic Resonance Imagingの略で、体内に存在する水素原子の核磁気共鳴NMR( Nuclear Magnetic Resonance )を利用して、人体の断面影像を撮影する医療用診断装置。水素原子は、体内に置かれている化学的、物理的状態に依存して、核磁気共鳴現象による電波信号発生の形態が異なる。この信号を2次元フーリエ変換してk空間を構築し、さらにこの情報を画像化することによって、人体組織や病巣に関する情報が得られる。精細で緻密な医療情報が取り出せるため、現代医療では欠かせない診断技術の一つとなっている。MRI装置には地磁気の10分の1以下の高均一性を有する、 0.1T以上の強力な空間磁場が必要であり、この均一磁場を発生させるために超伝導マグネットや希土類磁石からなる大型磁気回路が使用される。
    核磁気共鳴NMRには Nuclear または核という言葉が含まれるが、核分裂や放射線とは何の関係もない。X線の医療診断とは違って、NMR診断による強力な外部磁場の人体への影響はほとんど無いと考えられており、MRIは安全で有益な医療診断装置となっている。
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