Precaution-必ずお読みください

Precaution-必ずお読みください

磁石取り扱いの注意事項

  • カタログの特性値はご使用時の保証値ではありません。ご使用になる寸法・形状などにより、特性値が得られない場合があります。事前にサンプルなどでご確認ください。
  • 次のような環境での使用、保管は避けて下さい。レア・アースマグネットの腐食や、特性及び強度劣化の原因となります。
  • 腐食性ガス(Cl2,NH3,SOx,NOxなど)
  • 導電性の高い環境(電解質を含む水中など)
  • 水素雰囲気中
  • 酸性、アルカリ性、有機溶剤など
  • 水中、油中
  • 高温多湿の環境
  • 露天の屋外
  • バックグラウンドレベルを超える放射線
  • レア・アースマグネットは衝撃に弱く、割れや欠けが発生しやすいので取扱いには充分注意して下さい。 お客先で切断または分割などの加工をされることは、特性の劣化、着磁不良などが生じる恐れがありますので、絶対にお止め下さい。
  • レア・アースマグネットの合金粉末は消防法で第二類(可燃性固体)第一種の危険物に指定されています。磁石の使用中の摩擦によって生じる微粉末は自然発火及び着火の危険性がありますので、磁石粉末が発生する恐れのある使用法は行わないで下さい。万が一粉末が発生した場合は空気中に放置せず、必ず水を張った入れ物に保管して下さい。また、下記事項にもご留意下さい。
  • 火気及び可燃物は絶対に近づけないでください。
  • 電気掃除機は使用しないで下さい。
  • 発火した場合に備え、粉末消化器、砂などを用意して下さい。
  • 磁化されたレア・アースマグネットは磁石同士または鉄片など磁性体との間に非常に強い吸引力(または磁石間の反発力)が生じます。運搬や組立ての際に手指などを挟まれたり、吸引力や反発力で身体のバランスを崩し、思わぬ怪我をすることがありますので、適切な治具を使用するなど取扱いには充分注意してください。 着磁されている磁石には、着磁されている事を明示の上、木箱など、非磁性材料でカバーをして下さい。
  • ヨークなどに接着する場合は、接着後に機械的な歪みが残らぬような接着剤及び接着方法を選んで下さい。残留応力がかかったまま使用されますと、わずかの衝撃で磁石が割れることがあります。 磁石と磁石、ヨーク、ポールピースなどとの接合に接着剤を使用する際には、接着剤の種類、量、条件、強度などを充分検討し、信頼性をご確認下さい。
  • 吸着などの外部衝撃で表面処理メッキや塗装などが剥がれると、磁石に錆が発生します。磁石をぶつけたり落としたりしたときは、メッキや塗装が剥がれていないことを確認してからご使用下さい。また、メッキや塗装が剥がれたものは使用しないで下さい。
  • 磁石は一般に加熱することにより、磁化の大きさが低下します。さらに、キューリー点で磁化を失います。低下の割合は使用される動作点によっても大きく変わります。温度特性を参照して、組立時または使用時に温度が上がりすぎぬよう、またできるだけ減磁が少なくなるような磁気回路設計を行って下さい。
  • 磁石を近づけると磁気記録媒体の記録が破壊されることがあります。フロッピーディスク、磁気カード、磁気テープ、プリペイドカード、MO、MD等の磁気記録媒体に磁石を近づけないで下さい。ブラウン管、スピーカー、CDプレーヤー、DVD、携帯電話等に磁石を近づけると正常な動作が妨げられたり、故障したりする可能性があります。磁石を各種電子機器や映像機器さらには通信機器等に近づけないで下さい。
  • 磁石を電子制御機器に近づけたり航空機に持ち込むと計器盤、制御盤に影響し、故障や事故につながることがあります。近づけたり持ち込まないで下さい。
  • ペースメーカーなど電子医療機器を装着した人へ磁石を近づけることは大変危険ですのでお止め下さい。医療機器の正常な動作を損なう恐れがあります。
  • 磁石を飲み込まないように注意し、お子様の手の届くところに磁石を置かないで下さい。万一飲み込んだ場合には直ちに医師にご相談下さい。
  • 金属に敏感に反応するアレルギー体質の方は、磁石に触れると皮膚が荒れたり、赤くなったりする場合があります。このような症状があらわれた場合には磁石に触れないで下さい。
  • レア・アースマグネットの成分が水に溶け出す場合がありますので、磁石に触れた水は絶対に飲まないで下さい。

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