希土類磁石の基礎 / 着磁方法と着磁特性

  • 希土類磁石の基礎
  • 希土類とは
  • 特性評価試験
  • マグネット用語集

着磁方法と着磁特性

着磁方法

永久磁石を着磁する方法としては、静磁場着磁とパルス着磁があります。静磁場着磁は、電磁石による静磁場により着磁するもので、通常、最大2MA/mの磁場しか発生できません。一方、パルス着磁は、2MA/m以上の高磁場を必要とする磁石を着磁する場合や、多極着磁をする場合に用います。なお、着磁は、材質・形状・極数により最適化する必要があります。当社では、これら着磁条件の検討については、着磁電源・着磁ヨークを含めた対応を致しております。どうぞお気軽にご相談下さい。

基本的な多極着磁法

図をクリックすると拡大図が表示されます

着磁特性

材料の持つ着磁特性を十分に引き出すためには、飽和着磁を行なう必要があります。信越レア・アースマグネットの着磁特性は磁石の種類により異なります。

R Series サマリウム(Sm)系希土類磁石

R Series サマリウム(Sm)系希土類磁石はその磁石の保磁力(HcJ)により着磁特性が異なり、保磁力の大きな磁石ほど飽和着磁により大きな磁場が必要となります。

N Series ネオジウム(Nd)系希土類磁石

N Series ネオジウム(Nd)系希土類磁石は着磁特性に優れている磁石です。またその着磁特性は、磁石の保磁力によらずほぼ一定となります。ただし、一度着磁したものを消磁し再着磁する場合は、特別な配慮が必要になりますのでご相談ください。

図をクリックすると拡大図が表示されます

  • 希土類磁石の基礎へ
  • 希土類とはへ
  • 特性評価試験へ
  • マグネット用語集へ

▲Topへ